FLUORINE COATING
小児のフッ素塗布
お子様の歯質を
丈夫にし、虫歯を予防
フッ素は歯質を丈夫するので、虫歯予防に役に立ちます。ごく初期の虫歯では、再石灰化の効果で歯が修復します。
乳歯は生え始めてから２年程度は柔らかいので、虫歯になりやすい状態です。定期的にフッ素塗布を行うことで、歯質を強くして虫歯になりにくい丈夫な歯をつくります。
フッ素塗布の効果
生えたばかりの子どもの歯は、表面が非常に柔らかくなっていて、虫歯菌に対して無防備な状態です。乳歯が生えてきたり永久歯へと生え変わるタイミングでフッ素塗布を行うことで、お子さんの歯の健康を虫歯から長期的に守ることができます。
効果1
歯の再石灰化で初期虫歯を修復
食事をするたびに、歯からは酸の影響でカルシウムやリン、ミネラルといった成分が溶けだしてしまいます。通常であれば唾液の働きによって溶け出した成分が元に戻ります。このことを「歯の再石灰化」と呼びます。フッ素塗布を行うことで、歯の再石灰化が促進されるため、初期虫歯であれば治ることもあります。
効果2
丈夫な歯を作る
フッ素塗布された歯は、再石灰化する際にエナメル質の成分と結びつき、フルオロアパタイトという非常に硬い構造へと強化されます。歯が硬くなることによって、食事の際にカルシウムやミネラルが溶け出しにくくなり、虫歯にもなりにくい歯が保たれます。
効果3
虫歯菌の活動を抑える
虫歯は、虫歯菌が出した酸によって歯が溶けていく症状です。フッ素には虫歯菌が出す酸の量を抑える働きがあるため、歯が溶けにくくなり、虫歯の予防効果が期待できます。
フッ素塗布の安全性
フッ素と聞いて、「危険だから子どもに摂取させるのは不安」と思われる保護者の皆様も多いのではないでしょうか？
確かに、「フッ素」は単体ですとガラスやプラスチックを溶かしてしまう程度の強い酸化作用があるため、人間が摂取すると猛毒になります。しかし、歯科医院で行われるフッ素塗布では「フッ化ナトリウム」と呼ばれる安全性の高いフッ化物を使用しているので、人体への危険性はありません。
さらに、フッ素塗布で使用するジェルは非常に少量ですので、嘔吐や腹痛などを催すフッ素中毒になる心配もございません。
森歯科医院では、経験豊富な歯科医師と歯科衛生士が治療を行います。お子さんの安全には万全の注意を払って治療を行いますので、安心してお任せください。
森歯科医院の小児フッ素塗布の流れ
フッ素塗布は、歯が生え始めたころから定期的(３～４ヶ月に１回)に小学校高学年ぐらいまで行うことで、虫歯予防に効果が高まります。
01
フッ素を塗る準備を行います
歯ブラシにフッ素を染み込ませます。
02
上の歯から塗ります
前歯から奥歯に向かって塗っていきます。
03
下の歯も続けて塗ります
フッ素を付け足しながら、全体の歯に塗ります。歯に浸透させるため、治療後約３０分間は飲食を控えてください。
小児のフッ素塗布のよくある質問
歯質を強化する効果を持つ「フッ素」を歯の表面に塗って、虫歯になりにくい歯をつくる治療方法です。